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子育て世代 が知っておきたい!平屋住宅に住むメリット・デメリット14のポイント

2021.06.12

こんにちは藤岡市の工務店・和建匠 営業中野です。

ここ最近「子育て世代だけど平屋住宅って使い勝手はどうですか?」「安全、快適、おしゃれな暮らしを平屋でつくりたい」というお問い合わせを多くいただくようなりました。

ざっくりとですが「子育て世代が平屋に住む上で気を付ける点」について書いてみました。お急ぎの方は第3章「平屋住宅、子育て世代のメリットとデメリット」だけ読んでいただいても良いかと思います。

平屋で暮らす。

家の中から大地を感じる、を見上げる。

高い天井、広がる室内。

平屋は二階建てや高層住宅では味わえない開放感を持っています。

そして平屋独特のクセもあります。

ここでは平屋の特徴問題点
そして解決策を提案していきます。

平屋住宅の特徴

間取りで決まるスムーズな導線

平屋は間取り次第で見渡せる空間が実現できます。二階への階段がなく上階をささえる柱や壁もいりません。天井の高さも自由です。

水回りをできるだけ近くし、洗濯のあと中庭や裏庭に出ることができれば、洗濯物干しもスムーズです。大きな窓や裏口があれば、気軽に庭に出られます。
室内干しも間取り次第。
水回りからリビングを通ったむこうに寝室や子供部屋を作れば、生活音から遠ざかれます。

トイレは複数あったほうがいいですか?
それなら設置はどこにしましょう。

何人でどういう生活をするのか、気ぜわしい時間帯で混みあうのはどこか、家族のコミュニケーションの距離はどの程度必要か。
ご家族の希望をまずは自由に聞かせてください

そこから間取りを提案します。

平屋住宅の外観 外から見えないプライベート空間

外観は屋根、窓、壁、塀の合わせ技です。
おしゃれ、自然素材、和、シャープ。イメージに合わせ塀や前垣、窓の大きさ、生活空間などが決まります。

公道から見える家なら、窓の高さやサイズを調整することでプライベートを守りましょう。
ミラーカーテンやブラインド、シャッター、または障子を活用するのも一つの手です。

平屋の安全対策

まず窓は複層窓をおすすめします。
複層窓とは、ひとつの窓に2枚以上のガラスが平行に設置されているタイプです。

簡単に壊せない窓やドアを侵入者は嫌います
それに複層窓は防音や防寒にも効果的です。

テラスなどに通じる大きな窓から天窓まで、複層窓が便利です。

ドアも簡単に外から侵入されない防犯ドアがおすすめです。3ロックのタイプもあります。
センサーライトや夜間自動点灯の門灯、カメラ付きのドアフォン、砂利の設置なども効果があります。セキュリティ会社と契約するのも手段の一つです。

それから古典的な手段ですが、ご近所への会釈は効きます。あいさつが交わせる程度のつきあいは、あるにこしたことがありません。

断熱、風通し、そして採光。冬は暖かく、夏は涼しい環境をつくる

安全対策にも登場しましたが、複層窓は断熱、防寒、そして結露防止にも効果があります。
これと断熱材を施した壁屋根、地面さえあれば涼しく暖かくすごせます。

ここを削ると光熱費で後悔します平屋建築を失敗に終わらせないためにも、断熱は重視しておきましょう。

そして冷暖房に、全館空調を備えればより心強い。平屋は全館空調が無駄なく効きます。
冬の湯上りにヒートショックも起こしません。暖かく涼しく、家の中で安定した室温が保てます。

平屋で人気の吹き抜けは、暖房が逃げてしまうと昔は避けられたものでした。
屋根や壁にしっかり断熱処理さえしておけば、この欠点は解決します。

屋内の換気、風通しも安全に行いたいものです。玄関や浴室などで安全に開け放しができる小窓や小さく開く窓などがあればこもった空気を自在に逃がしやすくなります。

天窓やサンルームからの採光は解放感にもつながります。開閉できる窓なら、操作やロックが簡単にできることが大切です。
またシャッターかブラインドも設置できれば便利です。

平屋住宅で建てられる面積は?

工務店にお任せをor自治体でも教えてくれます

まずはっきり言っておきます。土地いっぱいに建てることはできません
防災や風通しのために、ある程度大きさを制限するよう、都市計画で決められています。

それなら土地の何パーセントなら建てられるのでしょうか。

工務店で調べてお伝えします。
実は自治体の窓口で教えてもらえる情報です。ご自分で確認をすることも可能です。

もしも役所に出向かれるなら、ついでにハザードマップも確認しましょう。

これも工務店で提供しますが、機会があれば入手しておいて損はありません。
水害の危険はないか、近くの避難地はどこか、大切な情報が載っています

平屋住宅の建築価格は?ローコストでおさせたい費用の問題

ローコストにするには、いくつかのコツがあります。

そもそもどうして「平屋は二階建てより高い」といわれるのでしょうか。

たとえば二階建て建築があったとします。

この二階部分を一階の横に置くイメージで、平屋を作ったとします。
土台となる基礎工事がまず倍になります。屋根も倍の広さも二倍です。どちらも材料をふんだんに使います。工事も大がかりです。
壁は隣り合わせになっているところが一枚ずつ減ります。
それから階段部分もマイナスです。畳6畳分くらい、三坪ほどの広さでしょうか。

というわけで差し引きはプラスです。
だから高い。

加えて今後のことも考えなければいけません。固定資産税です。

毎年払う必要のある固定資産税は建築費と築年数で決まります。建築費が高いと税金も高くなります。これを軽減させるためにも、ローコストを目指しましょう。

ローコストにするにはコツがあります

● 床面積をへらす
● 家の側面を四面にする

などです。

床面積についてはオーダーごとに変わるので、ここでひとまとめには説明できません。
まずご家族ひとりひとりの希望をリストアップしていきます。それを元に話しあって調整します。

また、家の側面を四面にする、というのは、上から見ると四角い家を建てる、ということです。
工事費の負担が軽くなり、コストダウンが狙えます。耐震性も高くなります。こういう形は全館空調も効きやすくなり、光熱費も抑えられます。

ご希望の間取りを四角い中で実現できるよう設計します。ローコストで建てる理想の家を、一緒に実現していきましょう。

平屋住宅のメリット

地震に強い、外に出やすい平屋住宅

地震の際、平屋は二階を支える必要がありません。横揺れに対しての耐震性もあります。

万が一火災が起こったときなども、平屋なら比較的簡単に外に避難できます。

この内装はとっても平屋! おしゃれな平屋を目指して

天井を高くすることで開放的な空間が生まれます。

高い天井ばかりで単調だと思われるなら、ロフト〈中二階〉でアクセントが作れます。
ロフトは収納スペースや書斎、ささやかなゲストスペースとして使えます。

収納はおしゃれな生活のキーポイントです。作り付けのクローゼット、飾り棚、それともロフト。
間取りと合わせて検討をしていきましょう。

全体の間取りから詳細の例として、今までの建築してきた平屋を紹介します。
こちらが施工事例となっています。➔➔➔ ここクリック

メンテナンスは経済的です

水回りのトラブルがおこっても、二階建てやマンションに比べると修理は小規模ですみます。

また、壁の塗り替えや屋根の修理のために足場を組む場合、平屋のほうが足場の量も人件費も少なめです。
メンテナンスにかかる費用が平屋のほうが安くなります

平屋住宅、子育て世代のメリットとデメリット

段差がない安心感、掃除も簡単

階段がない家は安心につながります。
フラットで見通しがよく、乳幼児の様子を確認しながら自分の時間を活用できます。

一昔前は縁側から転落する子供もいました。今は低めのウッドデッキを設置すれば、避けられる事故となっています。

また、生活面で、掃除機、モップかけも平面移動のみで完結します。子供に手がかかる子育て世代、家事は省エネモードでいきましょう。

テラスから外に出られる楽ちんさ

わざわざ外出の準備をしなくても、一歩庭に出るだけで、簡単に外の空気を吸うことができます。
テラスがなくても、小さな庭でも、ラグや毛布、バスタオル一枚でピクニックが始まります。段差フリーですんなり外へ。

子育て世代には特に嬉しい息抜きです。

サンルームがあれば、雨の日も気分転換が可能になります。

ファミリー間のコミュニケーション

玄関からリビングやダイニングに入ると家の中が一気に見渡せる、そういう間取りなら乳幼児の動きをひと目で把握できます。
リビングを中心に顔を合わせる平屋、家族のコミュニケーションがとりやすいのは平屋の長所のひとつです。

小学校に上がっても、ダイニングテーブルやリビングで宿題をしたり、おやつを食べたり。思春期になると部屋に直行するかもしれません。

それでも、だれがどこにいるか把握できると、心の安心につながります。

ファミリー間でもプライバシー 平屋でもひとりになれる

リビングで簡単に家族が交流できる平屋。

しかしひとりになりたい時はどうしたらいいのでしょう。

自分の部屋に入る、庭に出る、ロフトに書斎を作る、リビング、ダイニングで斜めに座る。家族一人一人が自分の居場所を見つけてのマイホームです。

ひとりの時間も大切です

まず自分の余裕があって、それから人と過ごせる気持ちが生まれます。

子育て世代は変化のさなか 平屋でひとり、平屋でみんなと

子供は大きくなる、人が呼びたくなる、誰かが泊まりに来る。

平屋の良いところのひとつは、部屋の間仕切りを調節しやすいところです。
リフォーム、という大掛かりなものから、和室のふすまを取り払うかのように、間仕切りのつけはずしですませるものまで。
時と場合、メンバ―にあわせて、自由な暮らしに合わせやすい平屋。

家族それぞれのニーズに応え、快適な環境を作り出せるのが平屋の大きな強みなのです。

最後に:平屋といえばバリアフリー

安心して子育てをするために、段差のない平屋は心強い環境です。

バリアフリーな造りは年齢を問わず動きやすい生活を可能にします。

リタイアしても住める家、簡単に庭に出て外の空気を吸える間取り、窓越しに空が見上げられる家。平屋はいくつになっても住みやすい、快適な暮らしを約束します。

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