注文住宅における予算のポイント
2022.09.07
理想のマイホームのこだわりはどこですか ?
こんな空間が欲しい、こういう設備が欲しい、希望はどんどん膨らみます。
ここでは、住み心地のいい家を仕上げるために、金銭面でおさえるべきポイントをあげていきます。
Contents
1.予算に優先度をつける
マイホームを建てると言っても、こだわる点は十人十色です。工務店やハウスメーカーに予算と希望を具体的にリストアップしてみてください。まずは見積もりがあがってくるでしょう。
理想の家が予算内でおさまるならよし、そうでない場合はここからが考えどころとなります。
予算を削って失敗した、思わぬ出費でオーバーしてしまった、そんな後悔をしないためにも、まず押さえるべきポイントの優先順位をお伝えします。
2-1.土地
マイホームを建てる土地がまだ決まっていない方への項目です。
まず、不動産屋や工務店、ハウスメーカーなどに相談されることも多いと思うのですが、最終的にはご自分で出向くことが必要です。
マイホームを建てる予定の場所や環境を確認することを現地の調査といいます。
現地調査を怠ると、思いもしなかった不都合が出てくることがあります。
生活動線をたどって、平日、休日、また時間帯を変え、下見に回ってください。
ライフスタイルに応じた環境か、安全か、肌で判断してみてください。
市役所などのハザードマップなども入手して、落ち着ける場所か、ご確認ください。
2-2.間取り
日当たりや道路、近所の家なども考慮して間取りはしっかり相談しましょう。
妥協しすぎると、長い後悔につながります。
間取りが決定し、手続きが済むと基礎工事が始まります。
家の平面図の形にコンクリートを流せるよう堀削します。
この後間取りの変更はできません。
ご要望と必要性はリストアップしておきましょう。
間取り予定図を見ながら、建設会社とじっくり検討をしてください。
2-3.構造:耐震対策、断熱材など
耐震耐火構造は建築基準法で決められています。
通常震度6~7でも倒れない家が耐震基準です。通常、これ以上を目指す対策も可能です。
また、断熱に関しても断熱材や断熱シート、また漆喰や無垢材の利用で効果が大きく変わってきます。
二重窓も大切です。
断熱性や気密性が高い家は外の気温に左右されず、室温を安定させることができます。
冷暖房にかかる光熱費がかなり節約できるということです。
断熱材や窓には充分予算をかけることをお勧めします。
2-4.防犯防災:窓、扉
窓や扉は、気密性のレベルだけではなく、防犯のためにも予算をある程度かける必要があります。
鍵や硬度を重視して、工務店でじっくり話し合ってお決めください。
2-5.設備:キッチン、バス、トイレ
モデルルームをそっくりコピーすると、予算はかなりかかります。
最新モデルを展示し、質の高いものを設置してあるためです。
かといって、キッチンやバスルーム、トイレにはこだわりが必要です。
食洗機のサイズは? コンロの数は? 浄水器、エアコンの設置等。
ここが一番予算を左右するポイントかも知れません。
ショールームで使用体験ができれば使い心地を直に感じることができます。
使ってしまうと離せなくなるものもあれば、思いのほかがっかりすることもあります。
できるだけ試してみて、見積もりを依頼してから設置、不設置をお決めください。
2-6.仕様:壁の色やデザイン
細かい内装、壁の色やデザインなどは比較的変更がかけやすいポイントとなります。
予算でいうならば、ここはかけ過ぎず、抑えられるポイントです。住みながら自分スタイルにリフォーム、これもマイホームの醍醐味のひとつです。
3.まとめ
以上、予算のかけどころを挙げてみました。
土地、間取り、構造、防犯、設備、仕様。
間取り、構造、防犯・防災はどれも優先順位高めでご検討ください。
理想のマイホームづくり、こだわりと予算を天びんにかけて妥協していくよりも、こだわりたいポイントに優先順位をつけて、大切なポイントから極めていきませんか? そうすれば納得がいく節約にもなるでしょう。
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